金魚亭日常

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隣の芝生は青い

他人がやっていることを見て、やりたいな、と思うことがある。 隣の芝生は青く見える問題、と呼んでいる。 仮に仕事を交換できたとしてもうまくいかないだろうし、これはやめたほうがいい。 何なら、相手は自分の仕事をうまくやるが、自分は相手の仕事をうまくできない、ということは大いにありうる。 自分より優秀な人というのはそこら中にいて、いい感じに見える仕事は優秀な人のおかげということが、経験上多い。

誰かが困っている問題があって、自分に聞いてくれたら解決するのにな、と思うことがある。 これは、手を出すとわりとうまくいくことが多いが、やりすぎると関係ないことばっかりやってるやつ、とみなされる恐れがあるので、ほどほどにしておいたほうがいい。 まぁ、SOとか見てても、みんな困っていることは似通っているし、意外に簡単なことで詰まっていたりするものである。

受託分析会社だと、様々な案件に携われることを売りにしていることもあり、気に入らない案件に配属されたとしても希望を出せばすぐに別の案件に移れる、と考えてしまうかもしれないが、そんなはずはない。 オンボーディングのコストっていうのは結構大きいので、せっかく慣れてきたやつを交代させるとコストが無駄になるし、交代要員を見つけないといけないし、まぁいろいろ面倒なのである、多分。 数カ月の短期案件だと交代する暇なんてないだろうし、普通に考えると交代が発生するのは、案件の切れ目か、年単位の長期案件のキリがいいところ、となる。 途中交代というのは、よっぽど問題があるか、健康面の問題か、さすがに長くやってるのでそろそろ変えるか、とか、別の仕事をやらせたいので、とかぐらいだと思う。 そう考えてみると、会社側の都合、というのが大きい。 一社員の希望というのは、驚くほど通らない。

自分でも言いたいことがよくわからなくなってきたが、会社でやりたいことをやるためにはそれなりの準備と根回しが必要になるので一発当てようとかは思わない方がいいし、当てたいなら起業とかしたほうがいい。 与えられた仕事をやりつつ、準備をして、機を待つ、的なことを心掛けている。