2020年4月に理系(非情報系)大学院卒でデータサイエンティストになってから1年ぐらいが経ちました。
仕事について
客先常駐で、分析支援業務をしています。 常駐といっても、昨今の情勢下では完全リモートです。 やっていることは、顧客情報を用いた分析で、属性を付与したり、キャンペーンの効果検証などです。 たまに、機械学習モデルの構築などもします。 モデル自体は他の人が作っていて、それをいい感じにシステム化するタスクです。
使うのは主に SQL と Python です。 それ以外だと、Excel と PowerPoint です。
習得しておいた方がいいもの
いわゆる社会人スキル
仕事の大半は人間とのコミュニケーションなので、普通にコミュニケーションスキルが重要です。 リモートだと大抵Slack等のチャットでやりとりすることがほとんどなので、テキストコミュニケーションスキルは特に重要です。
報告・連絡・相談 とかそういうことも重要です。 ヤバそうだな、と思ったら即座に聞きましょう。 常に、同意を取ってから仕事を進めましょう。
この辺は新卒研修だけでは身につくはずもないので、OJTで先輩から学びましょう。
ふつうのパソコンスキル
パソコンのセットアップができる、ソフトウェアがインストールできる、といった基本的なところや、 エラーが出たら調べることができる、問題を整理して質問することができる、などです。
プログラミングがものすごくできる、とかも重要ですが、初見のものでもとりあえず動かせる、とかの方が個人的には重要かなと思います。 あと、タイピングは速いほうがいいです。
統計・プログラミング
あんまり高度な統計を求められる場面は少ないと思います。 修論で使うレベルのもので間に合う気がする一方で、因果推論とか効果検証とかは使われてる印象です。
案件によりますが、ほとんどの場合 SQLとPythonが基本です。
その他
クラウド
どこの企業もいずれかのクラウド(AWS、GCP、Azure)を使っているので、どれかには慣れておいた方が役立つと思います。 客先の環境で仕事をする場合、選ぶことはできないので、一通り押さえておくのがいいのではないかと思います。
Kaggle とか
Kaggle と仕事はイコールではないのですが、やはり手を動かせるというのは大きいので、好きならやっておくと役に立つと思います。 仕事をKaggle Like のタスクまで落とし込めるかは本人の実力次第だと思います。 普段から分析している人は、強いという印象です。