金魚亭日常

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AtCoder Chokudai Speed Run #001

AtCoder の新しいウェブサイトのテストとして開催されたコンテスト.

12問 速解き.

A 最大値

数列の最大値を出力

max()

B 和

数列の和を出力

sum()

C カンマ区切り

数列をカンマ区切りで出力

join()

D ソート

数列をソートして半角スペース区切りで出力

sort(), join()

E 1は何番目?

index()

F 見える数

「数列 a に含まれる整数のうち、1≤j<i≤N を満たす任意の j において、 aj<ai を満たすような i がいくつあるか出力しなさい。」という問題.

0番目は必ず条件を満たすので,まず一つ.

あとは,数列を1からn-1まで順番に見ていって,自分より左の最大値より大きいかを判定する.

G あまり

読み込んだ数列を連結した数値を 1,000,000,007 で割る.

H LIS

数列から好きなだけ要素を取り除いて単調増加数列を作る時の,最大の長さを求める.

二分探索する.

I 和がNの区間

連続区間の和がNになるものの数.

左から順番に和を求めて行って,和がNを超えたら次に行く.

J 転倒数

バブルソートの交換回数.

転倒数,と来たら,BinaryIndexedTree (BIT) , とアリ本にも書いてあるのだけど,このスライドがわかりやすかった.

www.slideshare.net

K 辞書順で何番目?

こういう操作で数えられるが,よく見ると BIT が使える.

f:id:what_alnk:20170730140441p:plain

L辞書順で何番目?

N回交換してソートできるか.

なので,J 問題と同じくバブルソートの交換回数を求めて,Nと比較する.

これ,Nの方が多い場合,同じやつの交換を繰り返せばいいので,差が偶数かどうかで判定できることはわかるけど,Nの方が少ない場合はこれでいいのだろうか,と思った.

AtCoder Chokudai Speed Run #001

R の .Renviron の ${R_HOME}

これの話

etc/Rcmd_environ をコピーして .Renviron を作る場合,

R_SHARE_DIR=${R_HOME}/share

と書かれているが,この ${R_HOME} は何になっているのか,という話.

Rを起動した後に Sys.getenv() して確かめてみると,

C:/R/R-3.3.2

といったRのインストーディレクトリになっているが,.Renviron を解釈する段階では,

C:\R\R-3.3.2

になっているらしくて,

R_SHARE_DIR=${R_HOME}/share

R_SHARE_DIR=C:RR-3.3.2/share

になってしまうらしい.

これが起こるのは,R.exe だけで,RStudioでは起こらない.

レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\R-core\R\3.3.2\InstallPath (32bitの場合)を / 区切りにするとこの問題は起こらないらしいので,R_HOMEの値はもともとこのレジストリの値から来ているらしい.

回避策としては,R_HOME の値を .Renviron/区切りで書けばよい.

Go の ファイルから読み込んだ Unicode コードポイント文字列の Unquote

これの話

str := "\u3053\u3093\u306b\u3061\u306f\uff0c\u4e16\u754c\uff01"
fmt.Println(str)
// こんにちは,世界!

だが,

str := `\u3053\u3093\u306b\u3061\u306f\uff0c\u4e16\u754c\uff01`
fmt.Println(str)
// \u3053\u3093\u306b\u3061\u306f\uff0c\u4e16\u754c\uff01

なので,ダブルクオートで囲ってから,strconv.Unquote() を使うと,

str := `\u3053\u3093\u306b\u3061\u306f\uff0c\u4e16\u754c\uff01`
unquoted, _ := strconv.Unquote(`"` + str + `"`)
fmt.Println(str)
// こんにちは,世界!

となる.

ファイルから読む場合,

f, _ := ioutil.ReadFile("text.txt")
str := strings.TrimRight(string(f), "\n")
unquoted, _ := strconv.Unquote(`"` + str + `"`)

という順番.

StringIO 的にやるには,

f := bytes.NewBufferString(`\u3053\u3093\u306b\u3061\u306f\uff0c\u4e16\u754c\uff01`).Bytes()
str := strings.TrimRight(string(f), "\n")
unquoted, _ := strconv.Unquote(`"` + str + `"`)

でいいと思われる.

Windows に Rails をインストールする

環境は,

  • Windows 10 Pro 1703 build 15063.483
  • Ruby 2.4.1 (RubyInstaller 2.4.1-2 x64)
  • MSYS2

Ruby 2.4 をインストール

まず,RubyInstaller で Ruby 2.4.1 をインストール.

といっても,以前に Ruby 2.4.0-8 をインストールしていたので,それを最新版にする.

アンインストールは必要なくて,Ruby 2.4.1-2 (x64) のインストーラを実行すると,上書きインストールされた.

MSYS2 は別途インストールしてあるので,最後のチェックは外す. なお,MSYS2の再設定は必要なかった.

また,インストールしてあった gem もそのままだった.

>ridk version
---
ruby:
  path: C:/Ruby/Ruby24-x64
  version: 2.4.1
  platform: x64-mingw32
ruby_installer:
  package_version: 2.4.1-2
  git_commit: a2667ee
msys2:
  path: c:\msys64
  title: MSYS2 64bit
  version: '20161025'
cc: x86_64-w64-mingw32-gcc (Rev2, Built by MSYS2 project) 6.3.0
sh: GNU bash, version 4.3.46(2)-release (x86_64-pc-msys)

Rails をインストール

Bundler を使う

  • Gemfile
# frozen_string_literal: true
source "https://rubygems.org"

gem "rails"

インストール

>bundle install --path vendor/bundle

...

>bundle exec rails -v
Rails 5.1.2

インストール後の確認

無事にエラーもなくインストールされたので,以下の記事を参考にインストール後の確認する.

RubyInstaller2でWindows環境にRuby 2.4 + Rails 5.0.2をインストールする

rails newすると,bundle install が実行されてシステム全体の方にインストールされてしまうので,ここ を参考にして,

> mkdir rails-sandbox
> copy Gemfile rails-sandbox
> cd rails-sandbox
> bundle install --path vendor/bundle
> bundle exec rails new .
> bundle exec rails s

http://localhost:3000 にアクセスして確認

Screen Shot 2017-07-22 at 23.48.47-fullpage.png

scaffold画面の作成

>bundle exec rails g scaffold Blog title content:text
>bundle exec rails db:migrate
>bundle exec rails s

http://localhost:3000/blogs にアクセスして確認すると,

ActionView::Template::Error (TypeError: オブジェクトでサポートされていないプロパティまたは
メソッドです。):
    4:     <title>RailsSandbox</title>
    5:     <%= csrf_meta_tags %>
    6:
    7:     <%= stylesheet_link_tag    'application', media: 'all', 'data-turbolinks-track'
: 'reload' %>
    8:     <%= javascript_include_tag 'application', 'data-turbolinks-track': 'reload' %>
    9:   </head>
   10:

というエラーが出たが,これはNode.js がインストールされてないかららしいので,インストール.

>node -v
v6.11.1

>npm -v
3.10.10

インストールしたら,コマンドプロンプトを再度起動し,

>bundle exec rails s

http://localhost:3000/blogs にアクセスして確認

Screen Shot 2017-07-22 at 23.56.18-fullpage.png

Screen Shot 2017-07-22 at 23.56.42-fullpage.png

Screen Shot 2017-07-22 at 23.56.51-fullpage.png

その他

irb

日本語の入力は普通にできた

rails console

以下のエラーで起動しなかったが,

C:/Ruby/Ruby24-x64/lib/ruby/site_ruby/rbreadline.rb:6135:in `delete': invalid byte sequence in UTF-8 (ArgumentError)

~/.irbrc に元からあった

require 'irb/ext/save-history'
require 'irb/completion'

IRB.conf[:SAVE_HISTORY] = 200

コメントアウトすると起動した.

Issue に挙がっているからそのうちなおるかもしれない(Pull request もある)

Invalid byte sequence in UTF-8 when running console

日本語の入力に関しては,

IRB.conf[:USE_READLINE] = false

.irbrc に書いても書かなくても,

irb(main):001:0> puts "あ"
あ
=> nil
irb(main):002:0> s = "あ"
=> "\x{82A0}"

という結果だった

`dplyr::case_when()` の中身を先にlistに入れておく

ドキュメントには

patterns <- list(
  TRUE ~ as.character(x),
  x %%  5 == 0 ~ "fizz",
  x %%  7 == 0 ~ "buzz",
  x %% 35 == 0 ~ "fizz buzz"
)
case_when(!!! patterns)

みたいに書いてあるので, list に入れればいいかと思ったけど,少し違った.

dfdf.cond という data.frame があったときに,df を 列 numdf.condfrom から to までに入るか,でグループ分けして,グループを 列group に入れる,ということを考える.

df <- data.frame(num = c(1:14))
df
#>    num
#> 1    1
#> 2    2
#> 3    3
#> 4    4
#> 5    5
#> 6    6
#> 7    7
#> 8    8
#> 9    9
#> 10  10
#> 11  11
#> 12  12
#> 13  13
#> 14  14

df.cond <- data.frame(from = c(1, 5, 10), to = c(4, 9, 14), val = c("A", "B", 
  "C"), stringsAsFactors = FALSE)
df.cond
#>   from to val
#> 1    1  4   A
#> 2    5  9   B
#> 3   10 14   C

まとめると,

  • list ではなく, exprs を使う
    • unevaluated expression であることが必要
  • 各条件については,
    • 条件全体は exprcase_when のときに評価
    • df.cond に関する部分は UQ で 先に評価しておく

つまり,

library(dplyr)
library(rlang)
patterns <- exprs()
for (i in 1:nrow(df.cond)) {
  patterns <- append(patterns, expr(.data[["num"]] >= UQ(df.cond$from[i]) & 
    .data[["num"]] <= UQ(df.cond$to[i]) ~ UQ(df.cond$val[i])))
}
patterns
#> [[1]]
#> .data[["num"]] >= 1 & .data[["num"]] <= 4 ~ "A"
#> 
#> [[2]]
#> .data[["num"]] >= 5 & .data[["num"]] <= 9 ~ "B"
#> 
#> [[3]]
#> .data[["num"]] >= 10 & .data[["num"]] <= 14 ~ "C"

というようになり,

df <- df %>% mutate(group = case_when(!!!patterns))

#>    num group
#> 1    1     A
#> 2    2     A
#> 3    3     A
#> 4    4     A
#> 5    5     B
#> 6    6     B
#> 7    7     B
#> 8    8     B
#> 9    9     B
#> 10  10     C
#> 11  11     C
#> 12  12     C
#> 13  13     C
#> 14  14     C

という感じになる.

ちなみに,reprex::reprex() では case_when(!(!(!patterns))) となり,

#> Error in mutate_impl(.data, dots): Evaluation error: invalid argument type.

というエラーになった.

Twitter の リストがおかしかったので作り直した

Web版を使っている.

“Tech2” という非公開リストがあるのだけど,いつの日からか “Tech3” という名前でも表示されるようになってしまった.

つまり,

https://twitter.com/user_name/lists/tech2

でも

https://twitter.com/user_name/lists/tech3

でもアクセス可能で,リスト一覧でもどちらかが表示される.

一覧に表示されるのはどちらか一方だが,アドレスを直接打てば常に両方にアクセスできて,同じタイムラインが表示される(not found でも5回ぐらいリロードすればアクセスできる).

サポートに連絡したが音沙汰がないので,別の名前でリストを作り直した.

“Tech2” から新しいリストに移したのだが,リストのメンバーの中には “Tech3” に属しているアカウントもあった. この時,"Tech2" は表示されていない.

昔,"Tech3" というリストを “Tech2” に統合したことが原因だと思うけど,なぜ今更おかしくなったのだろう. そして,内部実装どうなっているのだろう.

ちなみに,リストは同じ名前のものを作ることができて,表示名は同じになるが, URL の方は自動的に末尾に 1 とか 2 とかが付く.